アカデミー賞作品賞に輝いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。筆者も公開直後に見に行き、痛快でハラハラする展開に引き込まれましたが、「あの場面のあれは何だったのか」「これって韓国ではよくあることなの?」と気になる点も。映画のトリビアをあれこれを解説してもらおうと、韓国在住の映画ライター、成川彩さんに話を聞いてきました。
「半地下」ってどんな家?
――タイトルにある地下でもない、一階でもない「半地下」の家。韓国ではよく見る家なんですか?
結構多いですよ。色んなところにあります。お金持ちが住むような地区でも見られますね。私も2002年に韓国に語学留学したときに住んでいました。
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――住み心地はどうでしたか?
その時は留学先が仲介してくれた家なので、下宿みたいな感じで。映画のようにあまり日光が入ってこないので、じめじめした感じです。壁に線があって、そこまで水が来たことがあると言われました。
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地上の家より安いから、学生とか受験浪人とか一時的に住む人が多いですね。もちろん、作中のキム一家のようにずっと住んでいるという人もいます。
世界的にも珍しいそうです。英語字幕にするのに苦労したと聞きました。韓国語だと「半地下」とかいて「パンジハ」と読むので、日本語にするのは漢字はそのまま、読み方だけ変えれば通じますが。
記事後半では「ジェシカ」と呼ぶ謎、主人公キム・ギテクが「台湾カステラ」の店で失敗した背景、ギテクの妻が元メダリストだった意味などを解説します。
――逆にパク社長のような豪邸もあるんですか?
ソウルであんな高台に豪邸があ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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