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新型コロナウイルスに感染した人について、横浜市立大学が日本で初めて大規模な抗体調査を行った結果、一度感染した人は、少なくとも半年間は再び感染しにくいということがわかりました。 感染した人は、体の中に『抗体』と呼ばれるタンパク質が作られ、再びウイルスが侵入すると、この抗体がウイルスの侵入を妨害します。ただ、抗体にも複数の種類があり、なかには、感染防御の役に立たないものもあります。実際にウイルスの働きを阻止できる抗体が『中和抗体』と呼ばれます。 今回の調査では、この中和抗体がどれくらい感染者の体内に残っているのかを調べました。参加者376人のうち、71%は軽症で、19%が中等症、6%が重症、4%が無症状となっています。このうちの多くが、ダイヤモンドプリンセス号や、4月の第1波で感染した患者です。感染から半年後に採血した結果、98%の人に中和抗体があると判明しました。
研究リーダー、横浜市立大学・山中竹春教授:「一般に中和抗体を保有している人は、中和抗体を保有していない人に比べれば、再感染するリスクは低い」 調査チームは、感染拡大を防ぐ一手となることに期待を寄せています。
研究リーダー横浜市立大学・山中竹春教授:「この結果はワクチンの開発、いま精力的に世界各国で開発されていますけれども、この開発にも一定の期待を持たせるものではないかと考えている」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース