卒園式の帰り、ママ友は言った 息子は「違っていい」と思えた気づき

 天良(たから)君(11)は周りの子とちょっと「違う」。

 保育園に通っていたとき。仲良く遊んでいる最中におもちゃを投げたり、友だちをたたいたりしてしまった。

 ダウン症がある。

 言葉をうまく発することができず、気持ちを伝えられないいらだちがあったのかもしれない。

 友だちは怒らず、天良君が何を伝えたかったのか、みんなで考えた。給食のとき手前のものしか食べないのを見て奥の皿と入れ替えたり、遊びに出かけるとき準備に時間がかかるのをじっと待ったりしてくれた。

 卒園式の日、母親の金内美幸さん(47)=新潟県長岡市=は友だちと保護者の前に立ち、伝えた。

 「3年間ありがとうございました。そして、大変ご迷惑をおかけしました」

迷惑を掛けて生きていくと考えたが…

 その帰り道、ママ友たちから…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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