コロナ禍で3度目の新年度を迎えた1日、桜の名所として知られる東京都立上野恩賜(おんし)公園(台東区)では、園内の桜並木を歩いたり、花を写真に収めたりする人の姿が見られた。まん延防止等重点措置が解除された春を、どんな気持ちで迎えたのか。
都内の大学に通う佐々木唯人さん(19)は、高校の同級生の本間翔(かける)さん(19)と有田優さん(19)と、3人で花見に訪れた。それぞれ別の大学に通っており、3人全員が顔を合わせるのは地元の高校を卒業してから約1年ぶり。3人は「コロナ禍で集まりづらかったが、まん延防止等重点措置も明けて、そろそろいいかなと集まった」と話す。
大学の授業は「第6波」で多くがオンラインになったが、春休み明けから対面授業に戻るという。佐々木さんは「集まりも全然なく、サークルも禁止の大学もある。新年度から日常が戻ってくれたら」と願う。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル