卒業記念にリヤカー旅 恩師の冒険家に同行 大阪(産経新聞)

 大阪府立成城高校(大阪市城東区)を今月卒業した辻愛梨紗(ありさ)さん(18)が19日、「リヤカーマン」の愛称をもつ冒険家で同校講師、永瀬忠志さん(64)と、手づくりのリヤカーを引いて大阪市内から紀伊山地を横断し、伊勢神宮の内宮(ないくう)(三重県伊勢市)まで約155キロの旅に出る。辻さんは「いろんな人とコミュニケーションをとってゴールできるようがんばりたい」と意気込んでいる。

 永瀬さんは、たくさんの荷物を持ち運ぶためリヤカーとともに歩く独自のスタイルで知られ、平成17年に植村直己冒険賞を受賞。「若い人たちに冒険スピリットを伝えたい」と世界各地を歩いている。

 22年からは同校講師を務め、担当する「ものづくり探求」の授業では、生徒たちが鉄パイプをつなげてリヤカーを製作。完成したリヤカーを永瀬さんが引いて紀伊山地を徒歩で横断する旅を毎年続けている。

 26年からは教え子も同行するようになり、今回は辻さんが手を挙げて参加が決まった。辻さんは「昨年は部活の先輩が歩いたので私もやってみたくて。将来への経験を積みたい。旅を通して何か発見できれば」と期待を語る。

 計画では19日朝、リヤカー2台に寝袋や自炊用のガスコンロ、食料などを積んで同校前を出発。テントで野宿をしながら1日に25~35キロの距離を進み、23日にゴールする予定。

 永瀬さんは「長い距離を歩くので、寒かったり足が痛くなったりするかもしれないが、それを乗り越えたとき大きな自信になると思う」と話している。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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