南極観測隊を乗せた観測船「しらせ」が28日午後1時ころ、神奈川県横須賀市の横須賀港に入港し、62次越冬隊31人と63次夏隊の35人が帰国した。
隊員らは2月8日に南極・昭和基地を離れた。通常は日本・豪州間は空路で移動するが、新型コロナウイルス感染予防のため往路と同様に、豪州では燃料補給はしたものの上陸はしなかった。
牛尾収輝・63次隊長は「全員そろって元気に帰国できてうれしい。それぞれの分野で成果が出ていると思う」、阿保敏広・62次越冬隊長は「無事帰国でき一安心。62次越冬隊は全員が頑張り屋で、楽しく笑いあふれる隊だった」とのコメントを発表した。
63次夏隊のうち、海鷹丸で海洋観測した6人は1月に、国際共同チャーター便を使った8人は2月に先に帰国している。(中山由美)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル