吉沢英将
気象庁は7日、南海トラフ地震評価検討会の定例会合を開き、先月22日に発生した日向灘を震源とする地震について、南海トラフ巨大地震が発生する可能性を直接高めるものではないとの見解を示した。平田直会長は会見で「地震の規模が小さく、プレートの境界への影響は小さいと考えられる」と述べた。
地震は1月22日午前1時すぎに発生し、大分市や宮崎県延岡市などで最大震度5強を記録した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・6で、震源は南海トラフ地震の想定震源域内だった。同庁では震源域やその周辺でM6・8以上の地震が発生した場合、臨時の評価検討会を開いて巨大地震との関連を調べることにしている。(吉沢英将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル