日本代表の活躍で盛り上がった、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会。いまでも忘れられないのが、ラインすれすれでパスを成功させた「三笘の1ミリ」だ。グループステージのスペイン戦で、その三笘薫選手からパスを受け、劇的な逆転ゴールを決めたのが、独デュッセルドルフ所属のMF田中碧(あお)選手(24)だった。その田中選手の活躍の裏には、岩手パワーがあった?
W杯期間中に、田中選手と南部鉄器との関わりが話題になった。
岩手が誇る伝統工芸品の南部鉄器は、盛岡市と奥州市が産地で、盛岡では17世紀ごろ茶の湯釜として作られ、奥州では平安時代に藤原氏が武具として作らせたのが始まりとされている。
1975年には、国が定める「伝統的工芸品」にも選ばれている。
急須やフライパン、鉄瓶などが有名だ。職人が手作業で形作る重厚な器は、見た目の美しさとともに、調理すると鉄器に含まれる鉄分が溶け出すのが特徴で、健康効果が魅力ともされている。
パフォーマンスの向上のため…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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