29日午前7時40分ごろ、福岡市博多区の福岡県警博多署の9階武道場で、同署地域第2課の男性巡査部長(52)が頭から血を流して倒れているのを同僚が見つけた。巡査部長は意識不明の重体。近くに拳銃が落ちており、1発発射されていた。県警は拳銃で自殺を図ったとみて調べる。
博多署によると、巡査部長は区内の交番に勤務。この日は午前6時45分に出勤し、7時10分に当直員立ち会いで拳銃庫から拳銃を持ち出し、同20分に署員とあいさつした。同40分ごろ、朝の点呼に出席するため武道場を訪れた同僚が発見。1人で武道場にいたとみられ、銃声を聞いた署員はいない。署内のロッカーから遺書が見つかり、自殺する旨とプライベートな悩みが書かれていたという。
同署の岩下耕造副署長は「こういった事案が起きたことは誠に遺憾。詳細な原因を調査中」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル