けさ発生した台風18号は、発達しながら沖縄に向かって進んでいます。沖縄を通過後は進路を北東に変え、10月2日(水)から3日(木)にかけて西日本など本州方面に接近するおそがあります。
平年の台風上陸数は、8月は0.9個、9月は0.8個であるのに対し、10月は0.2個と減少します。しかし、数が少ないとは言え油断ができないのが10月台風の特徴です。
過去、10月に日本へ上陸した主な台風の事例を挙げます。
関東に暴風と塩害(2018年台風24号)
記憶に新しいのが去年2018年の台風24号。上陸は9月30日でしたが、日付が変わって10月1日未明に関東に最接近。40m/sを超える暴風とともに広域に塩害をもたらしました。
超大型で上陸(2017年台風21号)
一昨年、2017年には台風21号が10月23日に統計開始以来初めて、超大型の台風として上陸。全国各地で暴風や大雨に見舞われています。
関東・東海で大雨被害(2014年台風18号)
2014年には10月に2個の台風が上陸。台風18号は大型で強い勢力を保ったまま静岡県浜松市付近に上陸し、東海や関東地方を中心に大雨による大きな被害が発生しました。
100人近い死者も(2004年台風23号)
また、2004年23号も大型で強い勢力を保って高知県土佐清水市付近に上陸。西日本から東日本の広範囲で大雨となり、亡くなった方が100人近くに達しました。
京都府の由良川が氾濫し、観光バスの上で救助を待った人々の様子を覚えている方も多いかと思います。
10月台風は被害が大きくなる傾向に
2000年以降、10月に上陸した台風は全部で7個ありますが、その全てが上陸時まで強い勢力を保っていました。上陸数は少なくても、いざ近づいてくると大きな被害を及ぼすケースがあります。
今回の18号も30日(月)には強い勢力まで発達する予想です。来週にかけての動きに注意、警戒が必要です。
ウェザーニュース
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