危険! 若いヒグマの「好奇心」 人恐れない個体、増えている印象

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奈良山雅俊 新谷千布美

 北海道北部の幌加内(ほろかない)町の朱鞠内(しゅまりない)湖で5月、幻の魚・イトウ釣りをしていた男性がヒグマに襲われて死亡した。大自然の奥深くへ分け入る北海道の川釣りだが、ヒグマが釣り人を襲ったとみられる事故は、実はこの60年間で5件しかない。基本的に人間を避けて暮らしているヒグマだが、どんなタイプのヒグマが人間を襲うのか。

 事故が起きたのは5月14日。死亡した男性は午前5時過ぎ、朱鞠内湖を管理するNPO法人「シュマリナイ湖ワールドセンター」のボートで、湖北東部の「ナマコ沢」と呼ばれる入り江に渡った。波打ち際まで数メートル~数十メートルの開けた湖岸で釣りをしていて、背後の森から出てきたヒグマに襲われたとみられている。

 実は5日前の9日、「予兆」があった。男性が襲われた地点から数キロほど南の対岸で、別の釣り人がヒグマにつきまとわれ、NPOに救助を求めていたのだ。

 朱鞠内湖のイトウ釣りの解禁…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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