大分県の知事が怒りの声
東京で新たに12人の感染が確認されるなど、依然増加ペースにある感染者。
一方で感染確認例が国内で最も多い北海道では、26日ぶりに感染者が出なかった。
情報が目まぐるしく更新される中、国と地方の間である騒動が起きた。
怒りの声を上げたのは大分県の知事。
大分県 広瀬勝貞知事:
厚労省には言うこと言ってやらんと。
怒りの矛先は厚生労働省が公表した全国クラスターマップ。
地図上には感染者の集団・クラスターが発生した場所が示されている。
これに大分県が含まれたことに対し、知事が猛反論した。
大分県 広瀬勝貞知事:
「これは間違いじゃないですか?」と言う話をしました。
今回功労賞がクラスターと認めたのは、感染者が5人以上のケース。
50人以上の感染者が出た大阪のライブハウスなどだ。
一方、大分県の場合は少し複雑だ。
大分市では今月、ラウンジに勤務する30代の女性が感染。
その後感染が確認された、県外の男性3人がこの店を利用していたことがわかった。
さらに男性らの家族や同僚など合わせて5人の感染者が出ているが、大分県は店でのクラスターは起きていないと反論。
地図からの削除を求めたのだ。
大分県 広瀬勝貞知事:
説明を厳しく求めた。
不満は地元の人たちからも…
大分県の人は:
よく調べてから出していただきたい
(風評被害)確実に出ると思います。
大分県の抗議を受け、加藤厚労相は…
加藤厚労相:
ご指摘もありましたので、それを踏まえて専門家の皆さん方も含めて修正をして。
和歌山、千葉、神奈川でも
その後改めてクラスターマップを見てみると、大分県は削除されていた。
マップの変更は大分以外にも、和歌山県の医療機関で起きたとされたクラスターも地図上から消され、千葉と神奈川の発生数もそれぞれ変わっていた。
街の人からも「わかりにくい」
このクラスターマップ、街の人にはどう受け止められているのか?
神奈川県で話を聞くと…
街の人は:
わかりにくいですね。ちょっと大まかすぎて。
街の人は:
もうちょっとわかりやすく、情報が多い方が行動しやすいのでは。
聞こえてきたのは情報として中途半端という声。
街の人は:
(クラスターマップは)必要ないんじゃないかなと思います。
だからどうしたらいいんだろうって感じです。
国民への注意を呼びかけるための国の情報には十分な信頼性と分かりやすさが求められる。
(Live News it!3月17日放送分)
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