原点は「きれいなゴミを作る」ことへの疑問 利他の精神でバッグ製造

 なめらかで軽く、丈夫なエチオピア産の羊の革を使ったバッグを現地で製造する「andu amet(アンドゥ・アメット)」。3年前に東京・表参道に店を構えた。代表兼デザイナーを務める鮫島弘子さんは、「作る人も使う人も、手にしたみんなが幸せになるブランドにしたい」と語る。その根底に流れるのは、世代を超えて受け継いだ「利他」の精神だ。

 もともとは化粧品メーカーでデザイナー・プランナーとして働いていた。たくさんの化粧品を世に送り出したが、新商品を出すたび、売れ残った大量の商品が廃棄されていく。

 「私はきれいなゴミを作っている」

 こう感じて3年余で会社を辞…

この記事は会員記事です。残り1711文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment