《二つの街で過ごした時間と過ごしていく時間は 過去と未来の俺にとって絶対に必要な人生のピース(中略)Represent(レペゼン)浪江 Represent(レペゼン)いわき》
福島県出身のラッパー木幡龍司さん(31)は3年前、「二つの空」を発表した。「レペゼン」は、ヒップホップ文化で「代表」を意味する。曲作りを通し、故郷と移住先の間で揺れた思いを突き詰め、一つの答えにたどり着いた。
浪江町に生まれ、地元の高校時代から、同級生らとライブハウスでラップを披露した。卒業後は原発の点検を手がける会社に就職。「外の世界を見たい」の一心だった。全国の原発を飛び回り、東日本大震災が起きた時は石川県の原発にいた。翌日、東京電力福島第一原発が爆発。浪江の両親と祖母、妹は県外へ避難した。
「地元の現状を知りたい」と…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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