関電幹部ら20人が福井県高浜町元助役(故人)から計3億2千万円分もの金品を受け取っていた問題で、関電は2日に再び記者会見を開く。不透明な金品の背景に何があるのか。
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日本海に臨む福井県高浜町に、高浜原発へと向かう一本道がある。関西電力の作業員らを乗せたバスも通るこの道を進むと、木々に囲まれた縦横50メートルほどの広さの屋敷が現れる。
「原発前に鎮座する要塞(ようさい)」。住民がそう呼ぶ屋敷は、3月に90歳で亡くなった町の元助役、森山栄治氏の自宅だ。正月には、あいさつに訪れた関電関係者の車がずらり並んだという。
森山氏は京都府内の自治体職員…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル