厳冬期を迎えた北アルプス穂高連峰の山小屋「西穂山荘」(2367メートル)は、週末になると雪見酒を楽しむ登山者でにぎわう。信州の地酒やワイン、おでんやもつ煮など居酒屋並みのメニューがそろう。窓越しには霞沢岳(かすみさわだけ)や八ケ岳などの雪景色を望むことができ、初対面同士でも山の安全を考える交流の場となっている。
西穂山荘は、西穂高岳(2909メートル)に連なる長野・岐阜県境の高山帯にある。北アルプスの主稜線(りょうせん)上にある山小屋では唯一、通年営業をしている。岐阜県側の新穂高ロープウェイを利用すれば、冬でも雪の積もった樹林帯を約1時間半登ればたどり着ける。ただし、ピッケルやアイゼンなど冬山装備は必須だ。
雪見酒が楽しめるのは、山荘別…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル