【動画】津波被害の閖上地区。12年後の朝市の風景=吉田耕一郎撮影
東日本大震災から12年になった宮城県名取市で12日、震災前から日曜日と祝日に開かれてきた「ゆりあげ港朝市」があり、多くの人でにぎわった。数百台が止められる近くの駐車場はほぼ満杯になり、店舗の周りには人だかりができた。
朝市の一番人気は、午前10時から開かれる一般の人を対象にした「せり」。地元の魚介類や野菜だけでなく、コーヒー、花、カニ、めんたいこなど、さまざまな物が安く買える。
ゆりあげ港朝市協同組合代表理事の桜井広行さん(68)が品物と金額を告げると、買いたい人が番号の書かれた札を次々に上げ、桜井さんが番号を読み上げ、落札が決まる。わたがしなどもせりに出され、子どもたちがいっせいに札を上げていた。
震災後の2013年に、海沿…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル