ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月2日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。1日に開会した臨時国会について解説した。
新人議員が初登院
臨時国会が召集され、新人議員が1日に初登院を行った。
れいわ新選組・木村英子議員)多くの障害者の人たちが、重度訪問介護を使って就労に就けるように、国会のなかで頑張って行きたいと思っています。
NHKから国民を守る党・立花孝志)これから6年くらいの計画で、NHKのスクランブル放送の実現をして行かなきゃいけない。それをやる表舞台が国会議事堂。国会議事堂前から、「NHKを、ぶっ壊す」。
飯田)1日は開会式も行われて、今上陛下が初めて国会でお言葉を述べられたということもありました。
宮家)あらゆる意味で象徴的な令和最初の国会ということでしょう。特に、新人の議員の方が。参議院ですから、一味違ってよいと思います。新議員の主張を見ていると、日本の政治も変わるんだろうな、と。一昔前は女性に参政権が無くて、その後女性の議員ができて、日本は徐々に変わって行ったわけです。身障者の方も、こういった形で登院をすることで、国会から日本は変わって行くのだろうと思います。その意味ではいいことだな、と思います。
ただ、こういった政党が脚光を浴びる一方、既存の政党はどうしたのでしょうか。参議院だから違うと言われればそれまでですが、本来あるべき議論も必要だと思います。既存の与党も野党も、特に野党ですが、霞んでしまっているように感じます。もう少し頑張って議論して欲しいのですが。
飯田)ある意味、不便さに直面する人たちが来ることで、ようやく変わる部分がどうしてもあります。
宮家)確かに前から言われていることではあります。しかし実際に来られて、初めてみんなわかるわけですよね。その効果、意義は非常に大きなものだと思います。
新しい方向の改革が期待される
飯田)意思の表示などがどこまでできるのか、周りはどこまでサポートできるのかを含めて、国会議員の仕事は何なのだろうか、というところから掘り下げないといけませんね。
宮家)そうかもしれません。だけど、日本はアメリカやイギリスとは違うでしょう。なぜならば、比例代表制がないから。比例代表制のあるところでは、国民の広い層から代表が出て来るのは当然です。そういうシステムを持っている以上、このような形で対応するのは当たり前だと思います。
飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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