菅義偉(すが・よしひで)首相の所信表明演説に対する各党代表質問が29日午前、参院本会議で始まった。28日の衆院での代表質問に続き、日本学術会議の会員任命見送りに関する首相の判断の是非が焦点。立憲民主党の福山哲郎幹事長は、過去の政府答弁との整合性を追及した。 福山氏は昭和58年に当時の中曽根康弘首相が「政府が行うのは形式的任命に過ぎない」と答弁していたことを踏まえ、「(学術会議が推薦した)6人を任命しなかったことは甚だ遺憾だ。人事の問題だからこそ理由の説明が必要だ」などと指摘した。 これに対し、首相は「必ず推薦の通り任命しなければならないわけではないというのは内閣法制局の理解を得た政府の一貫した考え方だ」と強調した。 自民党の世耕弘成参院幹事長も質問に立ち、首相が創設を掲げるデジタル庁について首相の見解をただす。衆院は29日午後にも代表質問を実施。参院では30日も行う。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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