参院選の激戦区・三重 首相 vs 前首相 応援弁士の因縁対決も(中京テレビNEWS)

 参院選の「1人区」で、全国有数の激戦区といわれる三重。候補者の応援に大物投入の動きが相次いでいますが、ついに首相と前首相の対決に。注目の三重選挙区を取材しました。

 12日、伊勢神宮前では、SPや警察官が警備にあたるなど、ものものしい空気が。そこに姿を現したのは、安倍首相。自民党の吉川有美候補(45)の応援に駆けつけたのです。

 三重には、これまで菅 官房長官や小泉進次郎 衆院議員らが自民党候補の応援に駆けつけていますが、日程は事前にHPで公表されていました。しかし、この日は首相の演説の日程は公表されていなかったのです。そのワケは?

 2年前に東京・秋葉原で行われた安倍首相の演説。演説中に「安倍辞めろ!」というヤジが飛び交いました。自民党は今回、このような事態を警戒し、いわゆる「ステルス作戦」に出たのです。

 そして、行われた安倍首相の演説。「ステルス作戦」は功を奏したのでしょうか。

「期日前投票、本当に簡単できますので、帰りに寄っていただいて。恋人も連れて、場合によっては昔の恋人も探し出して」(安倍晋三 首相)

 ヤジが飛ぶこともなく、時折笑いを取っていました。

「私の愛するこの地域のみなさんの力で、どうかこの厳しい選挙戦を勝ち抜かせていただきたい」(自民・現職 吉川有美候補)

 これに対し、野党統一候補の芳野正英候補(44)は…。

「通過する車に向かって、必死で手を振ってます」(記者)

 新人で知名度不足に悩む芳野候補。少しでも顔を売り込もうと必死で手を振り続けます。

「ひとりひとりの顔を見て、表情もしっかり見えるくらいの集会とか演説を大事にしているので、街頭活動の熱意とか届け方とかは誰にも負けないつもり」(無所属・新人 芳野正英候補)

 街頭演説などの活動量では、相手候補に負けないと自信をのぞかせますが、個人での活動にも限界が。

 11日、桑名市で開かれた個人演説会に応援に駆けつけたのは、野田佳彦 前首相です。

「ライバルも「ヨシ」がつく。間違えちゃだめですよ。私ちなみにヨシヒコ ノダ。略して“ヨシノ”。みなさん21日の投票箱が閉まるまで応援していただけますでしょうか」(野田佳彦 前首相)

 芳野候補の名前を覚えてもらおうと、応援する側もあの手この手で工夫を凝らします。

 2人の他に三重選挙区では「NHKから国民を守る党」から新人の門田節代候補(51)が立候補しています。

 参院選の投開票日は7月21日です。

中京テレビNEWS

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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