宇宙に普遍的に存在する素粒子ニュートリノと、その対になる反ニュートリノの性質が異なる可能性が高いことを9年間の実験データから確かめたとの論文を、国際研究チーム(代表・市川温子京都大准教授)が15日付科学誌ネイチャー電子版で発表した。宇宙の成り立ちの解明につながる成果としている。
ある物質と鏡映しのように対称的な性質の「反物質」は宇宙誕生時には物質と同数あったが、今はほとんど存在しない。出合うと消える両者にごくわずかな違いがあったため、結果的に物質が残ったとされる。
今回の成果について、村山斉東京大教授は「宇宙の成り立ちの解明に王手をかけた」と話す。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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