受刑者に歌った20年間 今は言える「間違っていない」

 全国各地の矯正施設でコンサートを開いている鳥取県出身の女性デュオ「Paix2(2は上付き、ペペ)」がデビュー20年を迎え、活動を振り返る書籍「塀の中のジャンヌ・ダルク」(鹿砦社、ろくさいしゃ)が出版された。少しでも平和な未来につながってほしい――。そんな思いを胸に歌い続けている。

拡大する女性デュオ「Paix2」。井勝めぐみさん(右)と北尾真奈美さん(ペペ提供)

 ペペは、琴浦町出身の井勝めぐみさんと、倉吉市出身の北尾真奈美さんで結成。2000年に倉吉署で一日署長イベントに参加したことをきっかけに、全国の刑務所などの矯正施設を訪れ「プリズンコンサート」を続けている。今年1月18日には、横浜刑務所で500回目を迎えた。

 曲折を経ながら活動を続けてきた。活動当初は、同業者から「そういうところで歌ってどうするの」と聞かれたという北尾さん。矯正施設では即売会ができるわけでも、自分たちの歌が広まるわけでもない。「間違っているのかな」と考えることは少なくなかった。

 活動を始めて2年ほど経った頃…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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