福岡管区気象台は27日、火山活動が高まっていた鹿児島県屋久島町の口永良部島に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。火山性地震が多発しており、新岳火口から約2キロの範囲で大きな噴石の飛散と火砕流に警戒が必要としている。
気象台によると、27日午後6時半までの24時間に火山性地震が50回発生。新岳火口で白い噴煙が高さ100メートルまで上がった。臨時記者会見で松末伸一・火山防災情報調整官は「短期間に急速に地震回数が高まった。今後、地下深部での膨張などが見られれば、レベル4への引き上げもある」と警戒を呼びかけた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル