古いラジオから聞こえてきたのは…… カムカム英語の旋律再び

 そうだ、「カムカムエヴリバディ」はラジオ英語のドラマだった。2月4日の放送では、岡山編以来目立っていなかったラジオ英語講座が、満を持して登場した。

 きっかけは、時代劇ファンのひなた(新津ちせ)が訪れた太秦映画村での出来事だった。ひなたはある少年(幸本澄樹)に出会い、見とれてしまう。

 栗色の髪、彫りの深い顔立ち。王子様のような見た目にうっとりするが、言葉を交わせない。少年の話し言葉が、英語だったから――。

 少年の名前はビリー。ひなたは、英会話教室に通いたくなる。

 でも、大月家にお金の余裕はない。錠一郎(オダギリジョー)とひなたは商店街の福引でまとまったお金を得ようとするが、うまくいかず――。

しょ、しょ、しょじょじ

 意を決し、るい(深津絵里)もくじ引きに参戦するが、結局引き当てたのはお金になりそうもない古びたラジオだ。「ぜったい、けちえもんの店の倉に眠ってた大昔の売れ残りや」(ひなた)

 がっかりする大月家だが、ラジオから流れる歌に、るいは驚く。

 ♪しょ、しょ、しょじょじ、しょじょじの庭は~

 懐かしいメロディーは、昔、るいが安子(上白石萌音)と聞いていたラジオ講座「カムカム英語」と同じ。るいは、今もラジオで英語を学べることを知ったのだった。

■3世代つなぐラジオ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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