百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)の世界文化遺産登録を記念し、古墳群上空をヘリコプターで遊覧飛行するイベントが13~15日、堺市内を拠点として開かれる。永藤英機・堺市長は10日、試乗会に参加し、古墳群を上空から見学できる魅力をアピールした。
イベントは民間ヘリによる救援活動業務などを行う一般社団法人「エスアイネット会」(東京都千代田区)の主催。離着陸場の「海とのふれあい広場」(堺市堺区)から百舌鳥古墳群上空までの片道約7キロのコースを約6分間かけて遊覧飛行する。
遊覧飛行するのは、匠(たくみ)航空(岡山市)の4人乗り小型ヘリ「ロビンソンR44」。上空約400メートルを時速160~180キロで飛行し、住宅街に緑鮮やかな「カギ穴」がくっきりと浮かび上がる仁徳天皇陵古墳(大山(だいせん)古墳)をはじめとする古墳群や、関西国際空港や神戸まで見渡せるパノラマも堪能できる。
試乗した永藤市長は、「圧巻だった」と感想を述べ、「住宅密集地の中にあれだけ大きな古墳が現存しているということが世界遺産委員会で受けた評価だが、それが一目でわかる感動的な光景だった」と話した。
イベントは小雨決行で、ヘリは午前9時半~午後4時半に運行される。1回のフライトの定員は3人(2歳以上)で、料金は2人1万2千円、3人1万5千円など。事前予約を受け付けておらず、参加希望者は直接、同広場へ。
問い合わせは、航空運送事業代理店「FREEBIRD(フリーバード)」(075・631・5611)へ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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