台風19号で10人が死亡するなど大きな被害を受けた宮城県丸森町で、避難呼び掛けに携わった行政区長の約9割に当たる55人が、住民から避難を断られる経験をしたことが16日、共同通信の取材で分かった。呼び掛けたのが雨や風が本格化する前で「大丈夫」と言われたケースが多い。早期避難を促す難しさが浮き彫りになった。
行政区長は、町から地区の連絡調整役として委嘱された住民。丸森町では災害時の情報提供や避難支援の協力者と位置付けられ、自主防災組織の役員を兼ねていることが多い。全98行政区のうち、79人から回答を得た。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース