奄美通信員・神田和明
鹿児島県の奄美大島で開かれた第47回全国高校総合文化祭の郷土芸能部門に出場した高校生が、台風6号の接近による交通機関の乱れで島に足止めされた。同県奄美市は市内に宿泊した37校に、「気晴らしになれば」と特産のマンゴーを贈った。
同部門には全国から52団体が参加し、関係者を含め約千人が来島した。市は2~3日、延泊が続いた高校に、農協から買ったマンゴー1~3キロを寄贈。ほとんどの高校が3日夕までに航空便で帰路につき、奄美の夏の味覚が思い出の一つになった。
5日まで延泊する予定の沖永良部高のエイサー部は、お礼に市役所の市民ひろばで演舞を披露。多くの市民が迫力あるエイサーを楽しんだ。部長の松下夢さん(17)は「奄美大島の人や自然と触れ合えるいい機会」と延泊を楽しみながらも、「10日には神奈川県で進路先のオープンキャンパスがあるので早く帰らなければ」と話した。(奄美通信員・神田和明)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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