台風接近の中、帰省ラッシュがピーク 新幹線は乗車率200%も

 夏休みの帰省ラッシュが11日、ピークを迎えた。JR各社の指定席予約がコロナ禍前(2018年)の9割超まで回復する中、各地の新幹線の駅は故郷や旅行へと向かう乗客らで混み合った。

 JR東京駅は、キャリーバッグを引く人などで朝からごった返していた。東京都千代田区の会社員、佐藤拓郎さん(37)は、家族で山形県東根市の実家に帰省。長男の礼理(れいすけ)さん(7)は「プールに入りたい」と声を弾ませる。17日に東京に戻る予定だが、気がかりなのは本州に接近中の台風7号。佐藤さんは「晴れているうちに、子どもたちを遊ばせたい」と話した。

 東京都台東区の会社員の女性(42)は、大阪市内の実家に帰省する。最近、職場など身の回りで新型コロナウイルスの感染者が増えてきたという。マスクを付けて消毒用のアルコールも持参。「移動中も感染対策に気を付けたい」と語った。

 JR東日本、東海によると、この日午前に東京駅を出発する東北、北陸新幹線東海道新幹線のぞみ」「ひかり」の指定席は満席。下り自由席の乗車率は、「のぞみ」で110~200%に達したほか、東北・上越・北陸新幹線の多くで100%を超えた。

 上りのピークは15日で13~16日は混雑が続く見込みという。JR東海は、台風7号の影響で東海道新幹線は13~16日に計画運休や運転見合わせをする可能性があると発表している。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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