関東地方に接近し、上陸する恐れがある台風15号の影響で、首都圏の公共交通機関には8日、運行中止や欠航などの影響が出ている。
JR東海は、8日の東海道新幹線について、上下線で計50本の運休を決めた。下り線は、東京―新大阪午後7時発の列車を最後に運転を取りやめる。
JR東日本によると、在来線の東海道線は、小田原発の上りで午後9時10分以降、下りは午後8時15分以降で全列車の運休を決めた。また、青梅線も午後9時以降、青梅―奥多摩間の上下線で運転を見合わせる。
東海汽船は、8日夜のレインボーブリッジやお台場などを巡る東京湾納涼船の運航中止を決めた。また、8日に竹芝桟橋(東京都港区)から大島や三宅島などに向かう船は全て欠航とし、9日午前中も全便欠航と決めた。
航空会社も対応に追われている。全日空は、羽田空港と成田空港の8日正午から9日最終便までの発着便について、手数料なしでの「変更」や「払い戻し」に応じることを決めた。日本航空も8日午後と9日午前の羽田・成田発着便で、同様の対応をとる。両社によると、8日午後3時現在で計67便の欠航が決まっているという。
また、さいたま市で8日夕に予定されているサッカー・ルヴァン杯の準々決勝、FC東京―ガンバ大阪戦は、試合開始時刻が当初予定の午後6時から午後4時半に変更が決まった。
女子サッカー・なでしこリーグでは、8日午後5時から千葉県習志野市で予定されていたジェフユナイテッド市原・千葉レディース―日テレ・ベレーザ戦が中止と決まった。(石川瀬里、小川尭洋)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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