低気圧と台風21号の影響で、茨城県内は25日、南部を中心に大雨に見舞われた。台風19号の被災地で土砂災害の危険性が高まっており、水戸地方気象台は、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水への注意を呼びかけている。自治体も避難所を開設するなど警戒を強めている。
同気象台によると、茨城県南部では、降り始めの24日午後10時から25日午後4時までの総降雨量が150ミリを超える大雨となった。26日午後6時までの24時間降雨量は、多い所で北部100ミリ、南部60ミリと予想される。海上では26日朝までうねりを伴う大しけの見込みで、高波への警戒も必要という。
174ミリの24時間降雨量を記録した龍ケ崎市は25日午後、土砂災害警戒区域の372世帯963人を対象に避難勧告を発令するとともに、市役所と城ノ内コミュニティーセンターに避難所を開設した。
鹿嶋市や潮来市なども避難所を設け、日立市は、市内全域に避難準備と高齢者の避難開始を呼びかけた。
大雨に伴う公共交通機関の運転休止も相次ぎ、JR水戸支社によると、常磐線土浦-いわき間などで上下線の運転を見合わせた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース