千葉県は9日、大型で猛烈な台風19号が12~13日に日本列島に接近・上陸する可能性が高まったことを受け、災害対策本部会議を開いた。会議では台風15号の初動対応が遅れたことを踏まえ、11日までに県内の全市町村に衛星電話を持った県職員を派遣することを決定。森田健作知事は「関係機関と緊密に連携し、あらゆる事態に即応できる体制を確保し、万全を期してほしい」と指示した。
会議では、各市町の仮置き場に保管されている災害ごみが飛散しないようネットを張る作業を進めていることや、県企業局が保有する13台の給水車がいつでも出動できる態勢となっていることなども報告された。
県は台風19号上陸前には、災害対策本部の体制を最大6600人の「第1配備」から、平成23年3月の東日本大震災時にとった、最大1万2600人の「第2配備」に移行させることを想定している。
ただ、住宅の雨漏りなどを防ぐために張るブルーシートは台風15号による被害を受けて、他県から提供されたものも含め約20万枚を被災者に配ったため、県の備蓄が約1万枚まで減少。県では、市町村が保有するブルーシートの枚数を確認するとともに、県内外の販売店を通じてブルーシートの購入を進めている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース