2日、気象庁は、台風10号は今後特別警報級の勢力まで発達し、広い範囲で甚大な影響を受ける恐れがあるとして、早めの備えを呼びかけています。
台風10号 特別警報級の勢力にまで発達する恐れ
台風10号は、2日正午、マリアナ諸島を西へ時速15キロで進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカルです。今後、海面水温の高い所を通り、急発達する見込みです。
台風10号は、特別警報級(中心気圧930hPa以下、最大風速50m/s以上)の勢力まで発達し、6日から7日にかけて、奄美地方から西日本にかけて接近または上陸する恐れがあります。
早めの対策を
台風が接近する地域では、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となる恐れがあり、最大級の警戒が必要です。気象庁は、週末を迎える前に台風への備えを終わらせるよう呼びかけています。 ハザードマップ等により、土砂災害警戒区域や浸水想定区域等の命に危険が及ぶ恐れがある場所をあらかじめ確認しましょう。暴風が実際に吹き始めてからでは、屋外での行動は命に危険が及びます。特に土砂災害や洪水、高潮のおそれがある区域では、風雨が強まる前の早めのタイミングで対応をとることが重要です。 台風の接近に伴い、沿岸では命に危険を及ぼすような高波や高潮のおそれがあります。特に、夏から秋にかけてのこの時期は、海面水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高くなっています。さらに2日は満月で、この前後は大潮の時期にあたっています。満潮の時間帯を中心に潮位が高くなり、高潮で潮位が高くなっている時は、普段は波が来ないようなところまで波が押し寄せる事があります。むやみに海岸には近付かないで下さい。
日本気象協会 本社 日直主任
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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