台風10号、6~7日に九州上陸か 特別警報の可能性も

 強い台風10号は3日午前、日本の南を西へ進んでいる。気象庁によると、6~7日に猛烈な勢力で鹿児島・奄美に近づき、非常に強い勢力で九州に接近、上陸する可能性がある。九州では、暴風や高潮などで甚大な影響が出る恐れがあるとして、沖縄県以外では発表されたことがない台風の特別警報が発表される可能性もあるという。

 3日午前の予想によると、6日午前9時時点で奄美近海を進み、勢力を示す中心気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル。勢力を落としながら北上し、7日午前9時時点で対馬近海に達する見込み。

 一方、大型で強い台風9号は3日午前、九州から遠ざかり、朝鮮半島を北上している。佐賀市などによると、同市巨勢町で男性(86)が強風にあおられて転倒し、左足の骨が折れる大けがをしたほか、佐賀県唐津市では40代女性が落下物で足を打撲するけがをした。長崎県内では5人が軽傷という。

 九州電力によると、強風で電線が切れるなどしたため、3日午前1時には福岡、佐賀、長崎、熊本の4県で最大で計約14万6590戸が停電した。3日午前9時現在では長崎県の約6万5千戸など4県で計約7万1千戸が停電している。(山岸玲)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment