台風11号は、あす沖縄県の先島諸島に最も近づく予想。大陸に進んだ後も油断は禁物です。台風が低気圧に変わってからも、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が本州に運ばれる恐れがあります。
24日土曜日 台風11号 沖縄県の先島諸島に最接近
23日金曜日6時現在、フィリピンの東を1時間に20キロと北上している「大型」の台風11号。この後は、発達しながら北西に進み、暴風域を伴う予想です。そして24日土曜日には、沖縄県の先島諸島に最も近づくでしょう。
台風の接近により、24日土曜日は、沖縄県の先島諸島では大シケとなりそうです。高波に警戒して下さい。沖縄本島地方と大東島地方でも、うねりを伴って、波が高くなるでしょう。
また風も強まり、土曜日にかけての最大瞬間風速は、先島諸島で30メートル、沖縄本島地方で25メートルと予想されています。強い風にも十分お気をつけ下さい。
台風が低気圧に変わっても 本州付近で 大雨の恐れも
この台風は、一見すると、大陸へ遠ざかるので、沖縄以外は影響がないように思えるかもしれませんが、油断はできません。台風が大陸へ進んで低気圧に変わってからも、大雨のもとになる熱帯育ちの「暖かく湿った空気」が本州付近に運ばれる恐れがあるのです。
台風が大陸に進んだ後の動きは、まだ定まっておらず、いつどこで大雨になるかは、ばらつきがありますが、台風11号由来の大雨には、来週も注意が必要です。
日本気象協会 本社 望月 圭子
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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