本山秀樹
大型の台風11号は6日、激しい風と雨を伴って九州北部に最接近した後、日本海を北上した。その後、同日午後9時に日本海北部で温帯低気圧に変わった。中心気圧は依然980ヘクトパスカル。7日にかけて大雨となる所があり、気象庁は土砂災害や浸水への注意を呼びかけている。
台風の通過に伴い九州・四国地方は6日、激しい風と雨に見舞われた。長崎県対馬市で最大瞬間風速44・7メートル、福岡市中央区でも33・2メートルを観測した。宮崎県延岡市では1時間に47・0ミリ、大分県佐伯市では46・0ミリの雨が降った。
大気の不安定な状態は7日も続く見通し。7日午後6時までの24時間予想雨量は、近畿で150ミリ、東海で100ミリとなっている。
台風11号が暖気を持ち込んだ影響で、北陸など日本海側では「フェーン現象」が発生し、猛暑となった。6日の最高気温は新潟県三条市で38・8度を記録。金沢市は38・5度で観測史上1位を更新した。(本山秀樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル