大型で非常に強い台風14号は17日からの3連休中に九州を直撃する見通しだ。各地の観光地は秋の観光シーズンに期待を高めていたが、対応に追われている。
長崎市の観光名所、グラバー園は台風の接近を前に、営業時間の変更を決めた。18日は正午で営業を終え、19日についても午前中は休園の予定だ。北川啓太郎副園長(46)によると、連休中は普段の倍以上となる1日3千人の来場を想定していた。「9月最初の連休で、出ばなをくじかれた感はある。周辺の商店街にも影響が出てダメージは大きいが、最小限の被害で収まってほしい」と話した。
名物の砂蒸し風呂が楽しめる鹿児島県指宿市の砂むし会館「砂楽(さらく)」も17、18日の休館を決めた。担当者は「書き入れ時だが、海岸からほど近くて危険を伴う状況なので、仕方がない」。
18日午後6時までに予想される24時間降水量が最大600ミリと、とくに豪雨が予想される宮崎県。宮崎市の「ガーデンテラス宮崎ホテル&リゾート」は3連休中の予約は満室だったが、15日ごろからキャンセルが相次ぎ、半分ほどの部屋が空いたという。
福岡市の中洲地区で17~1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル