台風14号・進路のカギは“風”気象予報士が解説(テレビ朝日系(ANN))

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台風14号が5日に発生しました。“10月の台風”は注意が必要です。各地で河川の氾濫や決壊、土砂崩れが相次ぎ、全半壊した住宅は、全国で約3万3000戸。死者・行方不明者は100人を超えました。復旧が遅れ、長期にわたって避難生活を余儀なくされる住民もいました。2000年以降、10月に上陸した台風は8個。他の月に比べ その数こそ少ないですが、すべてが強い勢力を保ったまま上陸しています。 ◆台風14号について、気象予報士の喜田勝が解説します。
台風14号は、6日夜から7日にかけて暴風域を伴って南大東島に接近しそうです。最大瞬間風速は、8日は55メートルくらい。その後、暴風域を伴ったまま北上し、10日には九州南部に接近・もしくは上陸する恐れがあります。そのときの台風の中心付近の最大瞬間風速は45メートルで、相当、荒れた天気となりそうです。南岸付近を進む予想でコースは固まってきました。 上空の風に乗るタイミングによって、台風の位置も変わります。日本の上空には台風を動かす風があります。南のへこんだ部分が“気圧の谷”。この気圧の谷が来たときに台風は東へ進む。気圧の谷が来るのは、9日午後から10日にかけてで、幅があります。早く来れば、早く風に乗り11日には関東の東の海上に。風に乗るのが遅れれば、11日夜はまだ四国くらいにいるでしょう。今回の台風の影響は長引きます。7日から台風の影響で活発になった秋雨前線の影響が出始め、太平洋側の各地で雨が降ってきます。この状態は台風が通過するまで続きます。さらに、台風本体の雨雲も太平洋側にかかりますから、雨の量が一段と増えることが考えられるため、注意が必要です。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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