父島に「非常に強い風」をもたらした台風19号が本州に迫っています。「大型」なので、風速15メートル以上の強風域が、まもなく紀伊半島など本州にかかってきて、風に向かって歩きにくくなるほどの風が吹く恐れがあります。台風本体が近づく前のきょう11日(金)から、まず「強い風」に注意が必要です。
父島では すでに「非常に強い風」を観測
台風の中心に近い小笠原諸島では、本州よりも一足早く、風が吹き荒れています。父島では、11日午前3時34分に、最大瞬間風速32.5m/sを観測しました。これは看板が落下したり、車は通常の速度で運転するのが困難になるレベルの風です。
台風19号 「広い」強風域が 本州へ
大型で非常に強い台風19号は、11日9時現在、父島の西を北上しています。今回は「非常に強い」勢力だけでなく、「大型」ということで、黄色の円で表された、風速15メートル以上の強風域が「広い」のがポイント。台風の中心は、まだ本州から遠いのですが、油断はできません。台風の強風域の一番北側が、まもなく紀伊半島など本州にかかってきそうです。飛ばされやすいものを片づけるなど、台風への備えはできるだけ早く行って下さい。
日本気象協会 本社 日直主任
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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