10月19日(土)21時、トラック諸島近海で発達中の熱帯低気圧が台風21号(ブアローイ)になりました。発達しながらグアム方面に進み、24日(木)頃に「非常に強い」勢力となって小笠原近海に達する予想です。小笠原諸島などに接近する可能性があり、今後の情報に注意が必要です。
▼台風21号 10月19日(土)21時
存在地域 トラック諸島近海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 25 km/h
中心気圧 1000 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
小笠原近海へ北上か その後の進路は不確定
世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、台風21号は発達しながら西に進み、22日(火)頃にマリアナ諸島のグアム付近から北上し小笠原諸島に近づくことを予想するものが多くなっています。
その後の進路にはばらつきがあり、正確な台風の進路を特定するのが難しい状況です。日本の東へ進むことを示唆するものが多くなっていますが、本州へ近づく可能性もまだ否定できないため、今後の情報に注意してください。
また、台風21号は海水温の比較的高い地域を進む予想のため、この先数日間は発達を続ける予想です。勢力の変化にも注目が必要です。
今年の10月 3つ目の台風
台風21号は10月に入ってから3つ目に発生した台風です。平年では10月に3.6個の台風が発生しますので、発生のペースは平均的と言えます。
21号が日本に接近するかはまだわかりませんが、10月下旬から11月に台風が上陸した事例もあるため、まだしばらくは台風に注意が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風21号の名前「ブアローイ(Bualoi)」はタイが提案した名称で、お菓子(デザート)の名前からとられています。
ウェザーニュース
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