6月28日(金)5時現在、台風3号(セーパット)は伊豆諸島付近を東進しているものとみられます。
まもなく台風は関東に最接近となりますが、既に東京などでは雨風のピークを越えたものとみられます。通勤通学への影響はほとんどなさそうです。
伊豆半島や伊豆諸島では激しい雨を観測
伊豆半島の南端にある静岡県の石廊崎では、風向が南から反時計回りに東風、北風へと変化しました。このため、伊豆半島には上陸せず、南海上を東へ進んでいるものとみられます。
台風の東側にある活発な雨雲は、大部分が海上を進んでいます。5時までの1時間の雨量は、静岡県石廊崎で39.0mm、伊豆諸島利島で15.5mm、千葉県木更津で16.5mmを観測しています。
千葉県南部や伊豆諸島では、今後数時間は強い雨が降るおそれがあるため、道路の冠水や浸水、河川の増水等に十分注意してください。
一方、東京都心では昨夜遅くから1時間に1mm程度の強さの雨が降っている程度です。
東京都心や横浜などでは、5時30分時点で既に雨は弱まっており、通勤・通学の時間帯に強い雨が降る心配はほとんどありません。
前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定
日本海には梅雨前線が停滞していて、本州付近には暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定となって雨雲が発達しやすくなっています。
未明には石川県内で、1時間に30mmを超える激しい雨が降ったところがあります。西日本や東日本の各地では、急に強い雨が降る可能性があるため、空模様の変化に注意してください。
ウェザーニュース
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