台風6号、交通への影響は5日以降も 航空各社は沖縄便を全便欠航

本山秀樹

 大型で非常に強い台風6号は2日午前、沖縄本島を暴風域に巻き込みながら那覇市の南西海上を進んだ。勢力を維持したまま、3日にかけて沖縄にかなり接近する見込み。東シナ海で速度が遅くなるため、飛行機や船の欠航など影響は5日以降にも及びそうだ。

 台風6号は2日午前9時現在、那覇市の南西を時速約10キロで西北西に進んでいる。中心気圧は930ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内は暴風域となっている。

 総務省消防庁のまとめによると、2日午前8時半現在、台風による負傷者は沖縄県で11人。沖縄県内17市町村と鹿児島県与論町の計約69万3千人に避難指示が出ている。

 航空各社は欠航が広がっている。日本航空グループは2日、沖縄便に加えて奄美地方発着の全便を欠航。3日についても沖縄便154便の全便を欠航する。全日空の沖縄便も2日の全便が欠航し、3日も午前便の一部が欠航の見通しだ。(本山秀樹)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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