台風7号接近、大和高田市などで避難所開設 奈良大文字送り火も中止

 台風7号の接近に伴い、奈良県内でも14日、避難所が開設されたり、イベントの中止が発表されたりした。

 14日午後8時時点で、桜井市十津川村は全域に避難指示を発令。大和高田市大和郡山市五條市なども全域で高齢者等避難を発令、避難所を開設した。奈良市も自主避難のための避難所を設置した。また、複数の自治体で15日のごみ収集の中止が決まっている。

 交通網にも影響が出ている。近畿日本鉄道は15日の始発から、全ての特急や名古屋線、鈴鹿線、葛城山ロープウェイなどの運転を見合わせる。JR西日本も14日、奈良線などで15日の始発から終日運転を見合わせると発表した。

 奈良市市街地を運行する「ぐるっとバス」は15日全日で運休。奈良交通は全案内所を臨時休業し、定期観光バスや大阪空港へのリムジンバスは全便運休する。高速バスも奈良―名古屋線などの運休を決めた。路線バスの状況は同社のサイト(https://www.narakotsu.co.jp/)に掲載する。

 催し物の中止も相次いだ。奈良大文字保存会は14日、高円山で15日夜に営まれる予定だった奈良大文字送り火を中止すると発表した。慰霊祭は春日大社と大安寺で関係者のみで行うという。奈良県が予定していた送り火鑑賞のための県庁屋上の開放も中止となった。当選はがきは今年のみ有効で、来年以降への持ち越しはできない。

 春日大社(奈良市)は14日…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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