吉祥寺のマンション、冷凍エビの箱、中から大量の覚醒剤

 関東信越厚生局麻薬取締部は、東京・吉祥寺のマンションで覚醒剤約240キロ(末端価格約144億円相当)を押収し、カナダ国籍の男(56)を逮捕した、と9日発表した。東京地検は同日、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪で起訴した。

 男はカナダ国籍で同国在住の水産加工品会社経営タテヤマ・ヨシヤ容疑者。地検などによると、1月14日、覚醒剤計約240キロ入りの段ボール箱20箱を冷凍エビと称し、カナダ・バンクーバー港から船便で東京都江東区のお台場埠頭(ふとう)に運んで密輸したなどとされる。

拡大する押収された約240キロの覚醒剤=2020年3月9日、東京都千代田区、河崎優子撮影

 麻薬取締部によると、数年前から内偵していたタテヤマ容疑者が1月中旬に入国したのを確認。同27日、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目の短期賃貸マンションにトラックで覚醒剤を運び入れたところで、同法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕し、その後、営利目的輸入容疑で再逮捕していた。国際的な密輸組織の関与があったとみている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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