吉野ケ里遺跡で奈良時代ごろの重りが出土 役所があった可能性高まる

 佐賀県は11日、国特別史跡吉野ケ里遺跡(吉野ケ里町、神埼市)から、奈良時代ごろのものと思われる棹秤(さおばかり)に使う青銅製の重り「権(けん)」が発見されたと発表した。

 県文化財保護室によると、出土した「権」はキノコのような形で、高さ2・9センチ、最大径3・4センチ、重さ約82・5グラム。頂部には、秤にぶら下げるためのひもを通す輪があったが、欠けているという。出土した場所は吉野ケ里遺跡のほぼ中央に位置する日吉神社境内の跡地で、神社の移転を機に、10年ぶりに本格的な発掘調査が行われている。

 古代から中世の金属製の「権…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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