大人になるって、どういうことだろう。法律で「成人」となる年齢は変わったし、コロナ禍もあった。成人の日の9日、東京都東村山市で若き大人たちの声に耳を傾けた。
「18歳で大人」 ピンとこない
午後1時半、市内にある大きな講堂。晴れ着にマスク姿の980人が集まり、久しぶりの再会を喜び合っていた。今年度で20歳を迎えた人たちの門出を祝う「二十歳のつどい」。市が主催した。
代表であいさつしたのは白井海翔さん(20)。高校卒業後、トラックの製造工場へ就職し、今年で社会人3年目になる。お酒は飲めるし、馬券やたばこも買える年齢になった。そんな中で昨年、成人の年齢は18歳に引き下げられた。
「急に『18歳で大人』と言われても、正直ピンとこない」と白井さん。「18歳のころの自分はまだ、先生や親に頼る子どもだった。働き始めて、大人としての自覚が初めて芽生えた」と振り返る。
将来は自動車整備士の資格を取り、地元で自分の店を持つという夢がある。「大人になるということは、自分の行動に責任を持つこと。挫折しても投げ出さず、常に前を向けるようになっていきたい」
■同じ日、同じ場所で 22歳…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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