神戸市教育委員会は4日、市立東須磨小学校(須磨区)の教員間で、暴言・暴力などのいじめ行為や、性的な嫌がらせなどのハラスメント行為が相次いでいたと発表した。20代の男性教員が体調を崩して学校を休んでいるほか、別の20代の教員3人も被害を受けたという。市教委は加害行為をしたとされる30~40代の教諭4人を業務から外し、処分を検討している。
市教委によると、加害側の4人は30代の男性3人と40代の女性1人。いずれも同校で「リーダー的な立場」だったという。
4人は昨年以降、男性教員に対し、「ボケ」「カス」などの暴言を浴びせる▽コピー用紙の芯で尻をたたく▽LINEで別の女性教員にわいせつなメッセージを無理やり送らせる▽男性教員の車の上に乗ったり車内で飲み物をわざとこぼしたりする――などのいじめ行為を繰り返した。
男性教員は「羽交い締めにされ、激辛カレーを無理やり食べさせられた」「目やくちびるに激辛ラーメンの汁を塗られた」とも訴えているという。
この4人は、別の20代の教員3人(女性2人、男性1人)にもセクハラ行為をしたり、侮蔑的なあだ名で呼んだりしていたという。セクハラ行為の内容について、市教委は「プライバシーに関わる」と明らかにしていない。
学校側は今年6月、複数の教員…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル