増山祐史
同僚の女性に毒成分入りの液体を飲ませた疑いがあるとして、警視庁は、診療放射線技師の男(27)=東京都足立区=を傷害の疑いで逮捕し、22日発表した。「持っていた薬物が混ざってしまっただけだ」と容疑を否認しているという。
尾久署によると、男は6月8日午前、勤務先の都内の病院で、毒成分のアコニチンを溶かした液体を、同僚の20代女性のペットボトル内に注射器を使って注入。女性にペットボトル内の飲料水を飲ませて急性毒物中毒などの傷害を負わせた疑いがある。
体調不良を訴えた女性が不審に思い、「飲み物にゴミが浮いていた」と6月中旬に署に相談。捜査員が警戒していたところ、男が再び女性のペットボトル内に注射器で液体を入れる様子を目撃したという。
同署によると、男は粉末状のアコニチンをインターネットで購入しており、職員の待合室で人がいない隙をみてペットボトルに混入したとみられるという。女性に好意を抱いていたといい、同署は動機を調べている。(増山祐史)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル