対局再開、「名人の自信」感じる一手【第44期囲碁名人戦第2局】=坂本進、瀬戸口翼撮影
張栩名人(39)に芝野虎丸八段(19)が挑戦する第44期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局が台北市の「シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台北」で10日午前9時(日本時間午前10時)から始まった。立会人は王銘琬九段。
第1局は張名人が黒番6目半勝ちを収め、好スタートを切った。第2局は芝野挑戦者が黒番となる。名人が故郷の台湾での応援を背に2勝目を挙げて防衛へ前進するか、挑戦者が初の10代名人誕生に向け、シリーズ成績をタイに戻すか、注目の一番だ。(タイムラインの時間表記は日本時間。現地時間はマイナス1時間)
【囲碁名人戦タイムライン】囲碁名人戦の熱戦を、この記事「タイムライン」でさかのぼれます。日台の棋士らの交流の様子、対局でふるまわれた食事やおやつ、ご当地グルメについての取材陣のルポも盛りだくさんです。
天才にほれこんだ男
張栩名人は台湾での幼少期から囲碁で頭角を現していた。才能にほれ込み、張少年と義理の父子の契りを交わした名士が当地には複数いる。台湾の名門大学、清華大学の学長だった沈君山さん(故人)もそのひとり。張少年の成長を支えた沈さんの囲碁愛は、大学キャンパス内の「囲碁庭園」の開園にもつながった。
台北市から西南に車でおよそ1…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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