第14回プロアマ囲碁名人戦(朝日新聞社主催)が21日、東京・築地の朝日新聞東京本社で打たれ、大関稔アマ名人(25)がハンディ戦(先番6目半逆コミ)で芝野虎丸名人(20)に279手までで11目半勝ちした。これまでプロが圧倒してきたプロアマ名人戦で、10年ぶりのアマ勢の勝利をもたらした。通算ではプロの9勝4敗(第5回は東日本大震災の影響で中止)となった。
アマ第一人者の大関さんは、五つ年下の史上最年少名人の芝野名人に各所で技を決められて苦しんだ。しかしハンディをもらっている強みを生かして粘り強く打ち続け、名人の追い上げをしのいだ。
大関さんは「不本意なところがあったが、そこで我慢ができた。芝野名人に勝てたことは今後の自信になる」、芝野名人は「序盤からうまく打てていると思ったが、実際はそれほどよくなかった。大関さんに冷静に打たれた」と話した。(大出公二)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル