北海道根室市は、新型コロナウイルスワクチンを接種したことを証明する独自の接種済証を、28日から発行する。通常、接種後に出されるシール形式の証明文書は扱いにくく、紛失する人もいたという。そのため、独自に仕事などで使いやすい名刺大の形で希望者に改めて渡すことにした。
根室市では2回接種率が対象者の8割を超えており、感染収束後の経済活動再開に生かすことも狙い、発行を決めた。市ワクチン接種対策室は、「名札ホルダーにも入るので、飲食店やビジネスの場で活用してもらえれば」としている。
地方自体体では、沖縄県石垣市などが独自の接種証明書を発行している。
政府は海外渡航者向けの接種証明書として「ワクチンパスポート」を発行しているが、政府として国内向けには導入していない。(大野正美)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル